meet desginの中尾です。
今回は、フラット35適合証明講習に続き、耐震診断資格者講習(木造)を受け取得しました。木造の耐震診断、補強設計が可能となりました。こちらも、建築士有資格者が講習を受けて取得できる資格です。
耐震診断資格者とは
「耐震改修促進法」に規定された耐震診断は、今回私が受けました国土交通大臣登録耐震診断資格者講習を受講修了した耐震診断資格者でなけらばいけません。講習の内容は、今まで起きた巨大地震の規模や倒壊の傾向や耐震計算の講習となります。
木造建物で気を付ける年代
この講習を受けてまず思ったのは、自分の家や実家などの建物が問題ないか考える事が大切。下記2つの1981年以前の建物、2000年以前の木造建物も要注意です。
一つ目の1981年は少し建物に興味がある方は不動産のサイトなどにも大きく話題に上がる事が多いのですが、木造の2000年の改正はそこまで触れられてない事が多いです。
1981年5月以前の建物
1981年5月に建築耐震基準の改正があり、それ以前の建物は耐震基準を満たしていない事がある。(木造、RC造、鉄骨造共通)
2000年以前以前の建物
木造の場合、1995年の阪神淡路大震災で木造建築が甚大な被害を受け、2000年5月に木造の耐震基準の大きな改正があり2000年以前の建物は耐震基準を満たしていない事がある。
自分でできる簡易的判断
財団法人 日本建築防災協会サイトに質問形式で簡単に自己判断できます。気になる方は一度やってみて下さい。簡易的な判断の為、必ずしも大丈夫とは言えませんがある程度判断基準にはなると思います。
こちらの判断をやってみてもっと詳しく調べて欲しい方は、私でも良いですし、建築士の方が身近にいる場合はその方にご相談下さい。一番は、震災が起きた時に被害を少なくする事です。
築1981年5月以前のチェックリスト
・1981年5月以前の木造建物判断(サイト版)
http://www.kenchiku-bosai.or.jp/taishin_portal/daredemo_sp/
・1981年5月以前の木造建物判断(PDF版)
http://www.o-a-a.com/pdf/wagayare.pdf
築1981年6月から2000年5月以前のチェックリスト
・1981年6月から2000年5月の木造建物判断(PDF版)
http://www.kenchiku-bosai.or.jp/nwcon017/wp-content/uploads/2017/11/8100check2.pdf
無料診断・補助金
1981年以前の建物の場合、自治体などが無料耐震診断を行っていたり、耐震補強に補助金がある場合もございます、お住まいの自治体にご確認下さい。
命を守る為、祖父母、親、親戚、自分の家などぜひ身近の方の建物に興味を持ち一度診断してみて下さい。
耐震補強とリフォーム、リノベーション
耐震診断をし、耐震補強単独に行うのも問題ありませんが、家のメンテナンスを兼ねてリフォームなどを一緒に行えば費用面でも2重にかからない場合もございます。
中古物件を購入してリノベーションを行う際に耐震診断、耐震補強をし、一緒にリノベーションを行う事も多くなってきています。ぜひ、中古物件のご購入の際は耐震診断も検討してみて下さい。